「塩ゆでブロッコリーはママの味」 手作り弁当を15年食べ続けた娘の好きなレシピは?
2020-08-24 eltha
少食の娘に作ったシンプルな味 15年続いた“鶏そぼろ弁当食べにくいバトル”の結果は?
少食だった娘さんの幼稚園時代は、メインと野菜の2品、しかも好きなものしかお弁当に入れなかったと藤井さんは語る。
「幼稚園に入りたての頃は、お弁当を見るとお母さんを思い出して泣いてしまう子もいるらしいんです。お弁当はお守りみたいなものだから、好きなものだけでいいと思って。初めての場所でひとりでがんばっているのに、あえて食べられないものを入れる必要はない。そういうものは、機会を見つけて一緒に食べればいいと思っていました」
娘さんが成長するにつれ、お弁当のおかずは卵焼きを加えた3品に。料理研究家として毎日家で働く藤井さんの姿を見ていたからか、2人の娘さんはお弁当に関してあれこれリクエストすることはなかったそう。
「唯一、下の娘とバトルが続いたのが“鶏そぼろ弁当”です。“食べにくい”と言われて、とろみをつけたり、間に挟んでみたり、いろいろと試行錯誤した結果、真ん中に入れて上にごはんをのせる形で落ち着きました(笑)」
バトルが続いた鶏そぼろも、娘さんが好きなメニューだったからこそ。食べにくいから入れないのではなく、食べやすいようなんとか工夫した母の愛は、娘さんに届いていたに違いない。
鶏そぼろ弁当レシピ
◇材料(1人分)
鶏ひき肉…80g
(A)しょうゆ…大さじ1/2、砂糖…大さじ1/2、おろししょうが…小さじ1
◇作り方
(1)鶏ひき肉とAをよく混ぜる。
(2)卵焼き器に入れ、汁けがなくなるまで3〜4分炒りつける。
(3)ごはんの上に鶏そぼろと、ゆでた絹さや、炒り卵をのせて完成。