withコロナ時代の“無理しない”弁当本がヒット「弁当作りのハードルが地上40cmまで下がった」
2020-08-19 eltha
お弁当って何を入れたらいいの? 念願叶ってできたシンプルなレシピ本
【藤井恵(以下、藤井)】私自身、2人の娘のために15年近くお弁当を作り続けてきました。その中で長く実践してきた“フライパン1つで、3品しか使わないお弁当”の本をずっと出したいと思っていて。念願叶ってできた本が『藤井弁当』です。
――藤井さん自身が実践してきた方法だったんですね。
【藤井】そうなんです。実は私、上の娘が幼稚園に入るまで、お弁当を作ったことがあまりなかったんですね。幼稚園児用の小さいお弁当に何を詰めていいのか、どのぐらいの量がいいのか分からず、色々なお弁当本を見たんです。そうしたら「こんなにいろんなものを入れなきゃいけないのか!」とプレッシャーになってしまって…絶対にできないと思ってしまいました。
――意外です! それまでお弁当には縁がなかったということでしょうか。
【藤井】はい。最初はキャラ弁を作ったりもしましたが、だんだん仕事と家事、子育てとやらなければならないことが増えてしまって、バランスがとれなくなってしまったんです。それで、なるべく楽にするにはどうしたらいいんだろうと考えた結果が、“シンプルなお弁当”だったんですね。
――手間を省いたシンプルさが人気ですよね。
【藤井】朝は、お弁当も作らなきゃいけないし、子どもたちに朝ごはんを食べさせて、幼稚園の時は送り迎えもしなければいけない。忙しい中で、フライパン1つで、しかも卵焼き器だけで作るようにしてからは、かなり楽になりました。
卵焼き器1つで完結できる手軽さが魅力
【藤井】幼稚園時代はメインと野菜の2品だったんです。小学生になってだんだん量を食べるようになってきたので、卵焼きは必須だなと思ったんですよね。それで、卵焼きとメイン、ゆで野菜のすべてを作れる卵焼き器にたどり着きました。
――なるほど。ちなみに、朝ごはんのメニューはお弁当とは別に作られていたんですか?
【藤井】別でした。朝ごはんは「ごはんと味噌汁」か「パンとスープ」と決めていて、ガスコンロの火口をお弁当用に1つ、朝ごはん用に1つ使う感じでしたね。そういう意味でも、お弁当が卵焼き器1つで作れるのは理にかなっていたと思います。