【不倫漫画】旦那が家族ぐるみで付き合うママ友と不倫 「まさか子どもがいる部屋で…」部屋の“匂い”に違和感、妻の反撃

「愛してるよ」深夜に部屋から漏れ聞こえてきた会話をきっかけに、旦那の不倫が発覚。しかも相手は、家族ぐるみで付き合いのあるママ友だった。家庭崩壊の危機を迎える中、あかりさん自身が難病を患っていることも発覚し、事態はますます深刻に…。衝撃的なエピソードを綴った漫画『私の入院中に、旦那がセフレを作りました』（KADOKAWA刊）は、原作者・あかりさんの実話を元にした物語。SNSへの投稿を機に注目を集め、書籍化に至った。家族の将来に悩み、奮闘したというあかりさんに話を聞いた。

――ご自身の体験をInstagramに投稿しようと思ったいきさつを教えてください。

アカリさん不倫されたなんて恥ずかしい体験談を載せるのは、最初は迷いがありました。だけど、同じ“サレ妻”さんたちの体験談を読んでいて、自分も過去の話を洗いざらい書いて、気持ちをスッキリ整理したいと思うようになってきたんです。それに、こんな風に不倫されたけれど、離婚せずに再構築を目指したということが、誰かの役に立ったり参考になったりしたらいいなという想いもありました。

――旦那さんの不倫を知ったきっかけは、深夜に部屋から「愛してる」という電話の声が漏れ聞こえたことでした。しかも不倫相手は、家族ぐるみの付き合いをしていたママ友。さらにアカリさんが、100万人に1人の難病を患っていたことも発覚します。

アカリさん不倫したら離婚だ！ と思っていたんですけど、いざ自分の身に起きると、そう簡単に離婚届を書く行動に出られませんでした。しかも進行性の病気で、予後不良の難病ということもあり、まだ幼い子どもの事が心配で…。進行して重症化したら、車椅子生活や寝たきり、心不全になったりもするので。それでも親権は渡したくないし、かなり悩みました。離婚をつきつけて、旦那がどういう態度にでるのか見てみようという想いもありました。

――離婚か再構築か、という点も本作の見どころでした。再構築を決断したとき、大きな決め手になったものはなんでしょうか。

アカリさん旦那からの誓約書と、謝罪の仕方ですかね。もともと気持ちを真っ直ぐに伝える人ではないので、緊急入院したとき、しっかり気持ちを伝えて謝ってくれたことが印象に残ってます。土下座なんて、自分が悪いと思ってなくてもできる行為だと思いますが、誓約書も書いて、私の目を見て自分がどれだけ悪かったのか、今後どうしていきたいのか、はっきり言ってくれました。その誠意を見て、もう一度歩み寄ってみようと思いました。

――再構築を選んだことについて、フォロワーからは賛否の反響がありました。不倫中の旦那さんの態度を「許せない！」という読者の声も散見されました。

アカリさんご意見はさまざまだと思いますが、再構築は新しい夫婦の形だと思います。以前の関係に戻ることは正直、難しいです。きっと不倫されたことを一生許す事はできないし、旦那を信用することもない。それでも、旦那がこれからの私たちの生き方を考えているのなら、私も前を向いて生きていきたいと思いました。過去はどんなに考えても、反省して後悔しても、絶対に変える事は出来ません。だけど、未来なら変えていけると思います。

――アカリさんにとっての「理想の家族」とは、どんなイメージでしょうか。

アカリさん何でもないようなことが幸せだと思えるような、笑顔が絶えない家族。一緒にいるだけで嬉しい、楽しい、何かあったら一緒に悩み解決策を提案し共に行動する。普通に考えたら当たり前のことだけど、この当たり前が1番難しいと思います。それに、子どもはいつも笑顔でいてほしいですからね。