息子に怒られる？ 分量ミスで生まれた緑色のシャリ飯…衝撃的すぎる“奇弁”に「これはホラー弁当」「ダイエットにはイイかもね…」

　真緑のご飯の上に手羽先やカレーご飯の上にカレーパンが乗った「ダブルカレー弁当」、駄菓子の「よっちゃんイカ」が敷き詰められた弁当など、奇妙な弁当略して“奇弁”を制作する岡さん。どれもなかなかパンチの効いたものばかりだが、当の息子さんはどんな反応だったのだろうか。“奇弁”を作りはじめたきっかけから、弁当を通して生まれたコミュニケーションについて話を聞いた。

――ごはんに鳥羽先が乗った弁当まで、インパクト大の弁当が多いですが、そもそもこうした“奇妙な弁当”を作られたきっかけは何だったのでしょうか。

母以前リラックマとかのキャラ弁が流行っていて作ってみたら大失敗…リラックマじゃなく変顔の熊なんですよ（笑）。そういうわけでキャラ弁は苦手（汗）、でも普通の弁当じゃつまらないので真逆の変な弁当を作ろうと思ったのがキッカケです。

――ちなみにこの“奇弁”は6年前に制作されていたものとのことですが、どのくらいの期間制作し、合計何個制作されたのでしょうか。可能な範囲で結構ですので教えてください。

母個数は正直覚えていません。本日休業弁なんて日もありましたし（笑）。期間は倅が高校1年〜3年、専門学校1年〜2年の計5年間です。ちなみに長女もいるのですが、女子には流石に通用しないと思い、普通の弁当を作ってました。

――肝心の息子さんの反応はいかがでしたか？

母「お互い忙しく、なかなか時間の合わない中でお弁当が大きなコミュニケーションとなり、いつも楽しませてもらってました。ありきたりなお弁当ではなく、いつも何か工夫が施されており、毎日お昼の時間になると友達が見に来ていましたので、とても自慢のできるお弁当でした」というメッセージをもらいました。

――普段の息子さんはどんな性格ですか。

母頑固でたまに私に説教してくる時もありますが、よく喋る陽気な性格です！

――これまで創作した“奇弁”の中で、印象的なものがありましたら、エピソードとともに教えてください。

母ミドリ飯弁ですかね（笑）。食紅で軽く色付けするつもりが分量がテキトーなためにシャリが真ミドリに（笑）。これはヤバいと思いましたが、作り直す時間もないのでそのまま持たせてやりました（笑）。流石に上のおかずだけ食べて「ミドリ飯は食べれない！」と怒られました。

――“奇弁”を作る際にこだわっていることはどんなところですか。

母とにかく変わっている！インパクト！奇妙！ そして何より「今日の弁当なんだろな??」と開けるのが楽しみに思えるような弁当を持たせること！ 周りの皆も楽しみにしていたようです。それと、隣に付けるサイド的な物との色合いや組み合わせは一応こだわっていました。見た目は奇でも食べたらウマイことも考えていました。

――どういった時に、“奇弁”を思いつかれますか。

母基本、買い物中も寝ても覚めても常に奇弁のことは頭にありました。「この付属品に合うおかずは何だろう」、「明日はどんな変な弁当作ろうか」など、思考錯誤していたのですが、何せ毎日のこと…ネタ切れするんですよ（汗）。そんな時やヤル気ゼロの時に登場するのが「本日休業弁」でしたね。昨夜の晩飯のグラタンを食べなかった時などはそのまま器ごと持たせてました（笑）。

――岡さまにとって、“奇弁”とは何でしょうか。

母実は幼少の頃から食育にこだわっていたので、ファーストフードや出前、惣菜は一切出した事がなかったんです…。その倅も大きくなり、多少のおふざけやウケ狙いもアリかと思いコミュニケーションもかねて作ってきました。それをSNSに毎日投稿していたらフォロワーさんが増えて、色々なコメントをいただき、たくさん励まされて来ました。と同時に色々な出会いもあり、たくさんの元気ももらえました。時には「子どもが可哀想」などのアンチコメントもいただくこともありましたが、奇弁を作っていなかったら、倅とのやり取りも半減していたかも知れないし、様々な出会いもなかったかと思います。自画自賛で恐縮ですが（笑）、奇弁バンザイです！

――“奇弁”を作っていた時間は岡さんにとってどんな時間でしたか。

母どんなに忙しい時でも作るのが楽しみでした。開けたときの顔を想像すると俄然やる気が出ましたし。ウケたかな！？と思ったときは心の中でwin！ なんて思いながら（笑）。長いようで短い子育ての中での5年間…とても楽しい時間でした。何なら今でも作りたいくらいです！

岡由乃さん
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