【世界猫の日】そこは開けちゃダメ！ 1歳児を見守る“シッター猫”とのじゃれ合いに国内外から反響「どっちも可愛い」「お利口で頼もしい猫ちゃん」

　8月8日は、国際動物福祉基金（IFAW）が2002年に制定した「世界猫の日」。本記事では、SNS上で話題になった猫のちょろ太くんの動画を紹介する。この日、1歳の息子さんがふすまに手を伸ばすと、ちょろ太くんが止めに入る仕草を見せた。まるで弟の安全を守る兄のような姿に「お利口で頼もしい猫ちゃん」「何という可愛さ」「Nanny cat.（子守猫）」「Kittysitter lol（シッター猫だ笑）」などのコメントが国内外から寄せられ、340万再生を超える反響があった。日頃から兄弟のように仲良しだというふたりの日常をお母さんに聞いた。

――お子さん、ちょろ太くんのそれぞれの性格を教えてください。

息子は、いたずらがだいすきでよく笑う子です。ちょろ太は、甘えん坊でかまってちゃんで遊ぶのが大好きな子です。

――猫を飼い始めたきっかけは何ですか。

私も旦那も猫を昔飼ってたので「動物飼うならやっぱり猫だよねー」と、結婚してから2人でよく話してました。広い家に引っ越してからにしようと諦めてましたが、もうすぐ息子が生まれる頃に「やっぱり動物と一緒に子育てがしたい！」と2人で合致し、ネットで猫ちゃんを調べていたら、素敵なブリーダーさんと猫ちゃんに出会いました。

――お子さんとちょろ太くんはすぐに打ち解けましたか。

びっくりするくらい一瞬でした。退院した日に初めて会い、始めは不思議そうに警戒した様子でくんくん匂いを嗅いだり、息子が泣くと威嚇されてるのかと思いびっくりしたりしていましたが、すぐに「この子はなにもしない子だ」と分かり、そばにくっついていました。数分で打ち解けていました。

――「お互いに「なんこれ?」」というリール投稿に大きな反響がありましたが、改めてこの時の状況を教えてください。

この動画ではみんな「賢いベビーシッターだ！」とか「子どもが向こうへ行かないようにガードしてる！」などと、海外の方からも沢山のコメントを頂きました。

でもこれ実は、動画に映っていない反対側のふすまは半分開いていたので、向こう側に行こうとしているわけではなかったんです（笑）。当時の息子はまだこういう引き戸を開けるのは難しく、多分触って見ようとしていたのだと思います。丁度その時にちょろ太が手を出して、爪が引っかかっただけですね（笑）。

――普段、お子さんとちょろ太くんは何をして遊んでいますか。

息子がちょろに話しかけたり、くつろいでいるところに手を出して猫パンチされると笑っています。息子がおもちゃで遊んでると、突然ちょろがちょっかいを出しに来ることもよくあります。

――お子さんとちょろ太くんはどのようなご関係だと思われますか。

時々ケンカしたり…でも好きで近づく。結局大好き。完全に兄弟ですね！ちょろ太は、息子がもっと小さいときは赤ちゃんだと思ってましたが、今は小さい弟というよりも、対等な兄弟だと思っています。

息子はご飯や鰹節をあげたりと、お世話するのが大好きです。ちょろ太のことを、兄というよりも可愛い面白い生き物だと思ってますね多分（笑）。とにかく息子はちょろ太のことが大好きです。

――ペットを飼って、お子さんに対してよかったと思うことがあれば教えてください。

動物が好きな優しい子になっていることです。あとは子育てをしていると、何をしてもぐずってどうしていいかわからない時もありますし、一緒になって泣きたくなることもあります。

そんな時にちょろ太を見て癒されますし、「ちょろ太にかつお節をあげる？」と言って、一緒にやると泣き止んだりと、沢山ちょろに助けられてます。上に兄弟がいませんが、小さい頃からちょろが息子の近くにいて、目で追ったり、ハイハイしようとしたり、追いかけたり。発育にも沢山良い影響をもらってるなぁと思います。

――息子さんが生まれた頃から、家族として一緒に成長しているのですね。

そうですね。息子が新生児の頃は、夜中に起きてリビングのソファで授乳したり、ミルクをあげたりしてました。私も寝不足でフラフラで、その時いつもちょろ太も一緒に起きてきて、隣に座って息子をじーっと見たり、ミルクを欲しそうにしたりしていたのが可愛かったですし、癒されていました。

息子が寝ると、私の指をちゅぱちゅぱおっぱいみたいに吸っていて、この子も頑張ってるんだなぁと思い、思う存分吸わせてました（笑）。子猫用の乳酸菌ミルクを購入して、哺乳瓶であげるとすごい喜んでいたのが懐かしいです。