「何をしてもダメ…」「リバウンドする」中高年がやせるには? ダイエットカウンセラーが提案する“食べるダイエット”
2023-10-10 eltha
やせるタンパク質を1回手のひら大、1日2種類以上とる
ダイエットカウンセラーとして、日々、多くのダイエッターに指導しているおにゃさんは、やせない中高年の特徴をそう指摘します。そんな人に向け、「食べていい、むしろちゃんと食べた方がやせる」と伝える減量法が“たんタンダイエット”だそう。
「最初びっくりされますが、満足感があることでストレスもなく続けやすいので、結果が出ているのだと思っています。タンパク質は手のひら大、炭水化物は100gくらい、と明確な基準があるのも、続けやすさのポイントです。私の講座は女性限定で、中高年の方が多いですが、ほかの全世代にも当てはまる方法だと思っています。40歳の夫も同様の方法でやせたので、多くの男性も同じ方法でやせられると考えています」
「食事を制限するダイエットでは、筋肉中のタンパク質が分解されてエネルギーとして使われるため、筋肉が減りがちです。すると、体は省エネ化して、食べないのにやせにくい、負のスパイラルに突入してしまいます。これを防ぐために、肉や魚、卵などタンパク質が多く含まれる食材を、毎食とりましょう」
タンパク質量の目安は“手のひら”の大きさ。そして、昼は肉、夜は魚など、2種類以上の高タンパク質食材をとるのがおススメとのこと。
ダイエットにストレスは大敵、おやつもお酒もOK
「朝昼は、“色つき炭水化物”を茶碗軽く1杯(約100g)を摂りましょう。近年人気の“糖質制限ダイエット”は一時期、私やうちの夫もしていましたが、やせたあとに炭水化物をとっても、体重&体型はキープできたんです! 『なぜか?』と考えてみたら、ご飯もパンも麦入り・雑穀入り・玄米など、精製度があまり高くない“茶色いもの”を食べていることに気がつきました。“茶色い炭水化物”は、食物繊維やミネラル、ビタミンが豊富で、血糖値の上昇をゆるやかにしてくれるし、食べごたえが出て、満腹感が得やすくなります」
“たんタンダイエット”では、炭水化物とタンパク質をしっかり摂ったうえで、『無理しない』『ちゃんと食べる』ことも推奨しています。
「やせたい人は食事を抜きがちだけど、3食とったほうが『食べた』という満足感でやせやすくなります。また、ダイエットにストレスは大敵! だから間食もOKです。お酒もおやつも禁止はしません。ただ、食べるものの内容や量は意識してほしいと思います。無調整豆乳やチーズ、ヨーグルトといった“タンパク質おやつ”のほか、糖質が低い“高カカオチョコ”がおすすめです」
おにゃさん式・やせるタンパク質おかず【ガリバタチキン】
【ガリバタチキンの作り方】
監修者 おにゃ
ダイエットカウンセラー、食べ痩せ専門家、料理研究家。ブログに掲載したレシピが「簡単でつくりやすい」と評判になり、雑誌、書籍、テレビ、企業のレシピ開発を行う。また個人カウンセリングにもとづいたダイエットサポートサービスや講座を開催。40〜60代女性が次々と10kg以上やせし、「サプリなし、運動なしでやせ体質になれる」と話題に。