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加齢で気になる“お尻”の悩み 垂れ尻に禁物なのは「○○」 下着メーカーに聞いてみた

2024-02-26 eltha

 加齢とともに気になってくるのが、お尻。お尻の「たるみ」や「垂れ」は、短足に見えてしまうなど、スタイルに大きく影響します。今回は、垂れ尻を防ぐ生活習慣から、下着で美尻シルエットを補整するガードルについてまで、お尻に関するあれこれを下着メーカー・ワコールに話を伺いました。

垂れ尻がはじまる年齢「明確に何歳からはない」

――そもそも、なぜ、お尻が垂れてしまうのでしょうか。

 ヒップはバストと違い、土台に筋肉があり、その上に脂肪と皮膚があります。筋肉と脂肪の間には筋膜があるのですが、それが加齢や筋肉の衰えで薄くなることが、ヒップが垂れる1つの要因になります。

――やはり筋肉の衰えが大きいのですね。

 さらに、筋膜が薄くなると筋肉と脂肪を結びつけている組織の結合も弱くなり、内部が緩んでいきます。すると、脂肪全体がずり下がり、ヒップの形が変化して垂れていってしまうのです。

――何歳くらいからお尻は垂れ始めるのでしょうか?
画像提供:ワコール

画像提供:ワコール

 明確に何歳からというのはなく、人それぞれ異なります。ワコールではヒップのエイジングをステップ0を垂れていない状態として3段階で示しているのですが、ステップ1は、下側の部分がたわんできます。ステップ2ではウエスト周りとヒップのメリハリがなくなり、だんだんヒップの形が四角になってきます。さらに、ヒップの頂点が下がってきて、内側にお肉が入ってくる。バストはハの字に流れますが、ヒップは内側に流れる形になります。

――海外の女性のようなプリッとしたお尻になるのは日本人の骨格的には難しいのでしょうか。

 ワコールとして比べているものがないので一般的な話になりますが、骨格の違いと筋肉のつき方の違いがあります。骨格の違いはどうにもならない部分なので、だからこそはいてシルエットを補整するガードルなどのアイテムが重要になってきます。

下着で美尻を育てることは可能なのか?

――垂れ尻になってしまう生活習慣としては、どのようなことが考えられますか?

 エイジングを遅くする生活習慣はあります。体型変化が比較的に遅い人は、バランスの取れた食事を取り、適度な運動をして、体に合った下着をつけるといった行動を実践されています。

――ほかにも垂れ尻を防ぐには、日頃からどんなケアを心がければいいのでしょうか。

 ヒップには大きな筋肉があるので、ヒップの筋トレをするほかには、エレベーターやエスカレーターではなくてできるだけ階段を使う、できれば階段を1段飛ばしで上がる、普段から歩幅を大きくして早めに歩くなど、ヒップの筋肉を使うということを日常的に意識して行動をするのがすごく大事だと思います。

――ここ数年は田中みな実さんが『ピーチジョン』とコラボしたガードルを展開するなど、下着でボディメイクしていく側面が若年層にも広がった印象がありますが、そもそもガードルはどのような変遷を遂げて現在に至るのでしょうか。

 昔はまだ素材が進化していなかったので、締め付ける形でヒップを上げてウエストを引っ込めるものがありました。それが素材が進化し、伸縮性の高い素材を使用することによって、体に馴染みやすいガードルに進化しました。また、日常的な”揺れ”によるヒップの皮膚の伸びを抑える重力に負けないヒップケアガードルというアイテムもワコールでは現在展開しています。

――機能は商品によって違うものなのですか?

 ヒップに関しては、「頂点を上げて足を長く見せたい」とか「丸みのあるシルエットにしたい」といった要望が多いので、機能としてはブラと比較して多くはありません。ただ、「どのようにヒップの頂点を高くしキレイに見せるか」という構造は商品それぞれ差があります。

 また、ガードルであればロング丈ならお腹から太ももにかけて、ショート丈ならお腹からヒップまでなど、補整できる箇所も変わってくるので、はきごこちや補整したい部分にあわせてなどご自身に合うものを選んでいただきたいです。

――さまざまなガードルの中で田村さんのおすすめの商品は?

 わたしのおすすめは「SUHADA 肌リフト」ですね。髪の毛よりも細い繊維を使用した“NANOテープ”という素材を使ったもので、肌に密着してたるみを引き上げるので締めつけ感が少なくきれいにヒップアップしてくれるので、社内にもファンが多いシリーズです。

――それではショーツの側面から美尻を育てることは可能なのでしょうか。

 下着はからだ自体に影響を及ぼすのではなくて、つけたときにどう美しく見せるかというものです。また、特徴や機能がそれぞれ違うので、自分の悩みに合ったものや好みのつけ心地などに合わせて選ぶことが、下着の側面からできる点としてはもっとも重要ですね。

――ガードルを選ぶ際の注意点は?

 サイズが小さいものを選びがちです。お洋服感覚でサイズを選んでしまうことによって、実際のサイズより小さいものを選んでしまい、結果締めつけ感を感じたり苦しく感じてしまいます。ですから、ちゃんとヒップとウエストを測ってからだに合うものを選ぶことが重要です。ガードルこそ小さいサイズをはいてしまうとしんどいので、しっかりサイズを測って購入されることを推奨します。
ワコール 田村帆乃佳

監修者 ワコール 田村帆乃佳

直営店事業を経験後、ワコール宣伝部にて広報・PRを担当。直営店事業でリアルなお客様の声を聞いてきた経験を活かし、「女性がからだもこころもいきいきと自分らしくいられる社会」の実現に向けた情報発信を行っている。

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