もう一品ほしい時に便利な「乾燥わかめ」、正しい戻し方知ってる?
2024-03-08 eltha

いまさら聞けない! 作る料理によって戻し方もセレクト
「目安としては、乾燥カットわかめ3gに対して、300〜500mlほどの量の水が必要になります」
戻し方としては3つ方法があるそうです。1つ目は「水戻し」。戻し時間は5分で、シャキシャキと歯ごたえの強い食感になります。また、戻す時間が少し長くなったりしても、食感が保たれるので一番失敗しにくい戻し方だと大場さんは言います。
「食感や独特の香りが残りやすいので、お刺身と一緒に食べるなどがおすすめです」
「乾物の段階で汁物に入れる時は、火を止める直前(もしくは直後)に。盛り付けて食べる時にちょうどよく戻ります。戻したものを使う場良いは、戻し品を器に入れ、その上から汁物を注ぐと、時間がおすすめです。時間が長くなると、柔らかくなるので、時間注意が必要です」
最後は大場さんがおすすめする「お湯戻し→水戻し」。お湯で15秒戻した後、水で15秒締める方法です。初めにお湯で戻すことにより、乾燥カットわかめの独特な臭いも消してくれて、早く戻ります。そこから水で戻すことで、シャキシャキ感が残って、歯ごたえも良くなります。
「水戻しとお湯戻しの良いとこどりの戻し方です。様々な料理に活用可能なのでおすすめですよ」
水切りでイライラ…を解消するザルを使わない水切り方法
<手順>乾燥カットわかめ 5g、クッキングペーパー2枚



※乾燥カットわかめ5gに対して、水500〜800ml程度

「ザルが不要なので、洗い物も少なく済みます。お湯戻しはヤケドのリスクがあるためNGです」

監修者 大場加奈子
日本わかめ協会事務局。 理研ビタミン(株)所属:技術士(水産部門)。
三陸、鳴門、韓国など産地別のわかめの特徴などから乾燥わかめのベストな戻し方法など、わかめについて探求している。また、わかめの便利な活用法などにも詳しい。