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【Brilliant Woman】鈴木京香、感性を磨く習慣

2016-05-13 eltha

【Brilliant Woman】鈴木京香、感性を磨く習慣
女優の鈴木京香さんが、4月末から開催中の『デトロイト美術館展』のナビゲーターとして音声ガイドを担当。大の美術ファンという彼女に、アートをはじめとする自身の感性を磨く習慣について伺いました。また、女優としても女性としても、常に輝き続ける美しさの秘密にも直撃! 友人から“オッサン”と呼ばれているという、意外過ぎるエピソードとその理由も注目です。

感性を磨くために“絵画旅行”に出かけることも

――高校時代は美術部に所属するなど、10 代の頃から絵画には造詣の深い鈴木さんですが、これまでの人生の中でアートからどんな影響を受けてきましたか?
鈴木京香 アートが自分にどんな影響を与えるかとか、そこに何かを期待するとか、そんな風に意識して考えたことはないんです。それはいつも生活に寄り沿ってきたように感じます。好きな作家の絵画展のポスターを飾るとか絵葉書をフォトフレームに入れるとか、絵を眺めてそのエッセンスを感じるのはごく日常的なことでした。

――絵を見に行くために旅行をすることもあるそうですが、それも感性を磨くため?
鈴木 以前から絵画は好きでしたけど、年々好きさが増しているんです。しかも高校時代や大学時代よりも見たいものを見に行く行動力が増していますから、スケジュールが許す限りちょっと無理をしてでも、好きなもののためには出かけたいし旅をしたい。そうやって世の中にある“美”に対する感性の幅を広げていくことは、とても豊かな過ごし方だと思うんです。

――ちなみに、鈴木さんは絵画旅行のほかに、温泉などもひとりでアクティブに行ってしまうそうですね。
鈴木 お友だちとスケジュールを合わせていると、ことと次第によっては“行くこと”自体ができなくなることもあるじゃないですか。それを避けるためにひとりでも足を運ぶようにしていますが、温泉はやっぱりお友だちと行く方が楽しいです(笑)。美術鑑賞に関しては、絵を見る時間配分ってそれぞれ違うと思うので、「何分後にここで待ち合わせしよう」って約束をして、バラバラに見る方がいいですね。私こう見えて結構“気にしい”なので、実は美術館にはなるべくひとりで行きたいんです。

オッサンと呼ばれる理由は、気にせず“ぼっち飯”に行けるから?

――そんな鈴木さんのことを “オッサン”と呼ぶ友だちがいると、何かのインタビューで読んだのですが本当ですか?(笑)
鈴木 本当です(笑)。私は結構、決断力があるというか。小さなことはクヨクヨするんですが、大きな決断に関しては悩まないので、そういうところが男っぽく見えるんでしょうね。あとはひとりで旅行をしても平気ってところが“オッサン”ぽいのかな、と思います(笑)
フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1887年制作 City of Detroit Purchase

フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1887年制作 City of Detroit Purchase

アメデオ・モディリアーニ「女の肖像」 1917〜1920年制作 City of Detroit Purchase

アメデオ・モディリアーニ「女の肖像」 1917〜1920年制作 City of Detroit Purchase

――少し話しがそれましたが(笑)、開催される『デトロイト美術館展』には計52 点の名画が集結します。鈴木さんご自身が特に注目している絵画はありますか?
鈴木 (アンリ・)マティスの「窓」などはまだ現物を見たことがないので楽しみです。それから今回は(フィンセント・ファン・)ゴッホや(アメデオ・)モディリアーニなど、素晴らしい肖像画もたくさん出展されるんですね。個人的には、高校時代に宮城県美術館で見たオットー・ディクスというドイツの作家の肖像画にも期待しています。
アンリ・マティス「窓」 1916年制作 City of Detroit Purchase

アンリ・マティス「窓」 1916年制作 City of Detroit Purchase

――今回は音声ガイドのナビゲーターを担当されましたね。
鈴木 私も美術展に行くと音声ガイドをよく利用します。より作品に集中したい時間に、みなさんの気持ちを邪魔しないように、でも作品のことをより知りたい、深めたいという思いの手助けがしっかりできればいいなと思います。音声ガイドを務めさせていただくことで、作品の理解を深めてから展覧会でじっくり向き合うことができるのがとても嬉しいです。デトロイト美術館に私はまだ行ったことがないので、数年後にでも彼らのホームタウンで再会できる日がきたらいいなと、夢を膨らませています。

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鈴木京香撮り下ろしショット&『デトロイト美術館展』注目作品を紹介!

  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • 『デトロイト美術館展 〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜』の音声ガイドを務める女優・鈴木京香 /写真:片山よしお
  • エドガー・ドガ「楽屋の踊り子たち」1879年制作 City of Detroit Purchase
  • クロード・モネ「グラジオラス」1876年制作 City of Detroit Purchase
  • ピエール・オーギュスト・ルノワール「座る浴女」1903〜1906年制作 Bequest of Robert H. Tannahill
  • ポール・セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」1904〜1906年制作 Bequest of Robert H. Tannahill
  • ポール・ゴーギャン「自画像」1893年制作 Gift of Robert H. Tannahill
  • フィンセント・ファン・ゴッホ「自画像」1887年制作 City of Detroit Purchase

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