小麦粉と塩と水だけ! 万能生地「ひっつみ」小麦由来の炭水化物としてすぐに思い浮かぶのは、「パン」、そして「麺類」です。うどんやパスタなど多くの方に愛され、食べ続けられています。お料理好きの方々はパスタマシーンなどお持ちのかたもいらっしゃることでしょう。
今回ご紹介する、
「ひっつみ」は東北の南部地方で伝えられている郷土料理の麺です。作り方はいたってシンプルで、
粉と塩と水さえあれば作れ、卵も油も入りません。「ひっつみ」をちぎって、麺にして茹でたらパスタに、うどんに、ほうとうに…、伸ばして包んだら餃子に、伸ばして焼いたらピザに、と1つの生地でメインから副菜、デザートまでバリエーションが豊富に広がります。
生地さえ作っておけば、乾麺よりも早く茹でられたり、焼いたり、素早く食べられて、忙しい人には万能の生地です。ぜひ、この作り置き生地の「ひっつみ」を作ってみてください。
▼ひっつみ<材料>
・地粉 …250g
※強力粉または中力粉でも、強力粉の場合は少し硬く仕上がります
・塩 …6g
・水(常温) …12ml
<作り方>
1)材料をすべてボウルの中で合わせ、なめらかになるまでこねて室温で半日寝かせる。
2)ひっつみは親指のつけ根でひっぱり、のばしてちぎって、沸騰したお湯の中でゆでる。浮き上がればゆで上がったサイン。生地はうすく手でのばすのがポイント。厚さを均等にしないほうが味がなじむ。団子状でなければよく、大きさもバラバラでOK。
次のページでは、ひっつみアレンジレシピをご紹介します。