フランスでは大人の女性の常識! 骨盤底筋ケア欧米諸国では、骨盤底筋は女性にとってとても
重要だという考え方が広く根付いています。特にその意識が高いのがフランス。フランスでは、妊娠、出産、産後ケアがひとつの流れ。リハビリ施設が一般的に普及していて、産後に関わらず、
骨盤底筋ケアにかかる費用は
保険が適用されています。
「フランスなどは、年を重ねても女性らしくありたい、美しくありたいという思いが強い国民性。また、骨盤底筋を鍛えることは
ホルモンバランスが整うだけでなく、実質的な
“膣トレ”にもなるので、パートナーにも喜ばれることは間違いありません。日本女性も、これからはそういった意識を持ってほしいと思いますね」(kyo先生)
弾力のある骨盤底筋なら、生理のコントロールもできる!また、最近は布ナプキンの普及によって
「月経血コントロール」を意識する人がわずかながら増えてきました。よく考えてみると昔の女性は、みんな経血コントロールができていたのですね。
月経血コントロールとは、生理中に
膣口を軽く締めて経血を膣の奥や子宮内にためておき、トイレに行ったときに
腹圧をかけて一気に排出すること。そんなことができれば、量の多い日にトイレに行けずにハラハラしたりすることもなくなります。
「昔は生理用品もなく、布や脱脂綿を使っていたので、経血が漏れることは必至だったと想像できます。だから自らのコントロールが必要だった。
膣を締めたり緩めたりできるような
弾力のある骨盤底筋を保つ必要があったんですね。意識的に鍛えれば、誰でもできるようになると思いますよ」(kyo先生)
次回は、骨盤底筋の鍛え方レッスンをお届けします。
kyo(小林 亨)プロフィールボディワークプロデューサー。1983年より幼児体操から大人の健康づくりの体育指導を始め、2001年からはフィットネス業界にて、骨盤を中心に全身を整えるプログラムをスタート。2005年にはスタジオ・ヨギーにてオリジナルの自己骨盤調整メソッド「ビューティ・ペルヴィス®」を展開。2015年5月、現代人の体にマッチしたプログラムを発信するスタジオ「b-i Style」(ビィスタイル)を外苑前にオープン。しなやかな美ボディを目指す男女に人気を得ている。同時に、指導者の育成にも努める。骨盤や骨盤底筋に特化した著書も多く、近著は「ビューティ・ペルヴィス®骨盤調整でキレイになる3週間プログラム」(主婦の友社)。
http://www.b-i-style.com
画像協力:有限会社ラウンドフラット発行「見るみるわかる 骨盤ナビ」http://www.roundflat.jp/
(蓮見則子)