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その靴が足をダメにする?! アラフォーからの正しい靴の選び方


痛くない! 迷わない! アラフォーからのパンプス選び
では、現実的に、足の健康にもよくファッション性も考えたら、私たちはどんな靴を選んだらいいのでしょう? 

「ヒールの高い靴は、オススメできないんです。足の変形リスクを大きくして、カチコチのふくらはぎを作り出しているようなもの。でも、どうしても履かなければならない時は、ハイヒールはまず履いている時間をできるだけ短くして、先のアキレス腱ストレッチで毎晩メンテナンスすることです。

会社でヒール付きパンプスを履く人は、通勤時はスニーカーに。立ちっぱなしの方は、休み時間だけでもフラットシューズに履き替えるなど、工夫をして。


また、特にサンダルなどに多いようですが、合わない靴を買ってしまって、履いているうちに楽になる…というのもオススメできません。 “足が靴に合ってしまう” のは決してよくない。買うときは、試し履きをじっくりと。普段の速度で店内を歩いてみます。そして痛くならない自信のある靴を選ぶのが基本ですよ」(桑原先生)

通販で靴を買うのはオススメできませんが、試着がOKな通販も増えてきているので、賢く利用したいもの。

そして、最近充実してきたインソールにも注目を。インソールはゆるい靴に入れるもの、という認識を持っていたらそれは間違いです。インソールを入れることで足をホールドし、フィット感を高めます。足にきちんとフィットするパンプスは、ストライド(歩幅)が広くなり、歩数が少なくなるため、同じ距離を歩いても疲れにくいメリットがあります。

では最後に、靴選びのポイントをまとめておきます。ぜひ覚えておきましょう。

【正しい靴の選び方POINT】

1)ヒールの高さはできれば、4〜5cmまでに。
 これ以上高さのあるヒールは百害あって一利なし。
 高ければ高いほど、特に足指のつけ根への負担が高くなります。

2)ストラップ付きのものがベター。なければパンプスベルトを付ける。
 足首の曲がる部分にストラップが付いたデザインは、
 前すべりを防止してくれるだけでなく、かかとの脱げ防止に!

3)をできるだけ覆うデザインのものを。
 脱げにくく安定性があるのは、肌を覆う面積が多いデザインです。
 指のすき間が見えるような浅い靴は脱げやすく、オススメできません。

4)底がある程度固くしっかりとした素材のものを。
 靴の底を中から押したとき、曲がってしまうような柔らかすぎる靴底は
 着地の衝撃を抑えることができません。厚く固めのほうがGOOD。

5)ヒールは太め、もしくはウエッジソール。
 足と地面の接地面積が広いほど、安定しています。ピンヒールよりは
 断然太いヒール、またはウエッジソールのほうがよいでしょう。

6)インソールを賢く利用する。
 アーチを支えるのは靴よりむしろインソール。先にしっかりと作られた
 インソールを選び、それにあった靴を購入するのも賢い選択。


桑原 靖 先生 プロフィール
「足の診療所」院長。足病学、足病外科、形成外科など。日本には足(くるぶしから下)を専門的に診療する医療機関がほとんどないことに疑問を持ち、2013年、足の痛みや変形に特化したクリニックをオープン。足に対する専門的な診療を提供することに日々力を注ぐ。「足の診療所」http://foot-clinic.jp/index.html

(蓮見則子)

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