私は優子、42歳の会社員。夫の孝介と小学1年生の娘・杏里と3人で暮らしています。
私たちは、夫が33歳、私が30歳のときに結婚したのですが、なかなか子どもに恵まれず、不妊治療のおかげで妊娠にたどり着きました。
そんな甘えん坊で、ママ大好きな杏里が小学校に入り、以前とは違った成長が見えるようになってきました。子どもの成長は親としてうれしいはずなのですが…
ショックでした。
いつも「ママ、ママ」と自然に手をつないできた杏里。いつも汗でベタベタだけど、小さくてかわいい手…。
数ヵ月前までは、まとわりついてくる杏里と離れて一人の時間が欲しいとさえ思っていたのに、もう杏里はあのときの杏里ではなくなってしまったんだ。急にこれまでの日々が失われてしまったように感じて、私は、胸にぽっかり穴が開いてしまったようでした。
しかしこの杏里のプチ親離れは、次第に加速していき…。
※この漫画は実話をべースにしたフィクションです
(ウーマンエキサイト編集部)