この漫画は書籍『夫がわたしを忘れる日まで』(著:吉田いらこ)の内容から一部を掲載しています(全19話)。
■これまでのあらすじ
家族みんなで食卓を囲み、食後には夫とコーヒーを飲む。翔太が食後に淹れてくれるコーヒーがおいしくて、幸せな瞬間を感じる彩。翔太は、コーヒーの道具や豆にこだわりがあって、それが唯一の趣味となっていたのです。この穏やかでなんてことのない「普通」の日常が、これから先もずっと続いていくものだと信じていたのに…。このときから彩の気づかないうちに、佐藤家は少しずつなにかに蝕まれていたのでした。
昨日決めたはずの出発時間について、また聞いてきた翔太。「昨日も同じこと言ったよ」と彩が言うと、翔太は少し困惑した様子で…。
職場では同僚の夫婦喧嘩の話題が。これまでに翔太が怒ったところもなくケンカもしたこともなかった彩は、自分は幸せなのだと実感。翔太に対してとくに不満を抱いていませんでした。
『夫がわたしを忘れる日まで』著:吉田いらこ(KADOKAWA)
「夫がわたしを忘れる日まで」はこちら
愛する人がどんな姿になっても愛することはできると結婚するときに誓った彩。しかし突然、45歳の夫・翔太が「若年性認知症」と診断されたのでした。幸せな生活が一変し、病状のせいで別人のようになっていく夫。若年性認知症の夫と向かった3年間を描いたお話です。
(ウーマンエキサイト編集部)