読者から投稿された実体験を、ウーマンエキサイト編集部が漫画化する「本当にあった読者のはなし」。今回紹介するのは、妹ばかりを優遇する母親に長年虐げられてきた女性のお話です。
毒親ともいえる母のもと、長女として責任を背負う少女の心の葛藤。ある日、自転車に書かれた妹の名前を見て彼女の心境は一変。果たして彼女は家族の理解を得られるのでしょうか?
■私の自転車なのに、なぜ妹の名前が…?ピンク色のフレーム、きらきらと光るベル…。新しい自転車を手に入れた私は、子どもながらに期待に胸を膨らませていました。自分ひとりでこの相棒と出かけられるその喜びがこんなにも毎日をワクワクさせてくれるなんて。しかし…。

家の前に停めてあった自転車を見ると、そこには妹の名前が書かれていました。私は言葉を失いました。どうして私の自転車に妹の名前が…?
心の中でモヤモヤが広がります。気持ちを抑えきれず、母に事の次第を尋ねに行きました。
■母から返ってきた言葉に、愕然!しかし、返ってきたのは冷たい一言でした。母の言葉に胸が締め付けられます。なぜ自分ばかりが我慢を強いられるのか。

どうして…。涙が頬を伝うのを止められません。
なぜ私だけこんな思いをしなければならないのか。小さな反発心が芽生えつつも、家族の中での自分の位置を受け入れざるを得ないことはわかっていました。それでも心の中に湧き上がる不満は消え去りませんでした。
いつかこの気持ちを母親に理解してもらえる日が来るのでしょうか?それともこのまま自分を抑えていくしかないのでしょうか。
自転車の手すりをぎゅっと握りしめながら、私はまだ見ぬ答えを求めて心の中で問いかけ続けました。
しかし、母からの仕打ちは、これだけではなかったのです。
※この漫画は読者の実話を元に編集しています。また、イラスト・テキスト制作に一部生成系AIを利用しています。
(ウーマンエキサイト編集部)