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井浦新 活躍の裏に名監督、家族の存在――人生を変えた特別な出会い

井浦新 活躍の裏に名監督、家族の存在――人生を変えた特別な出会い

アジアハイウェイの旅は、充実感と感動の連続

『ザ・プレミアム 井浦新 アジアハイウェイを行く』シーズン2は11月より放送予定(C)NHK/東京ビデオセンター
――これまでたくさんの素敵な出会いがあった井浦さんですが『井浦新 アジアハイウェイを行く』(NHK BSプレミアム)の第2シーズンがいよいよスタートします。今回は旅した季節が夏でしたが、シーズン1は冬だったのでどこに行っても寒そうでしたね。
井浦 行く先々で「何でこんな季節に来るんだ?」ってすごく言われました(笑)。でも観光シーズンじゃないからこそ、その土地ならではの姿というか、人々の日常の暮らしに触れることができた気もしています。

――映像的にもグレーがかった風景が多く、その分リアルな姿が浮き彫りになっているというか。台本のないロードムービーのようだなと思いました。
井浦 ジャンルで言えばそうなるかもしれません。ほかの旅番組とは違って、目的地を決めて行くのではなく、アジアハイウェイという道を辿り、その途上で出会いが起きていく。だから何が起こるのかまったく知らないし、その中で何を掴み取っていくかが重要であり、この番組の特色なのかなと。ですから毎朝、日の出と共に出発して、1日の撮影が終わるのは深夜。そこから宿でその日に撮った写真を整理して、気づいたら気絶するように寝てしまい朝になっていたってことの繰り返しで。日々、予想外の出来事だらけで充実感と感動の連続だったので、毎日心地よく疲れ果てていました(笑)。

――そんな井浦さんの立ち位置も常に真摯というか。いい意味で子どものように素直に、時に言葉に詰まりながらも、現地の方と真っすぐに接している姿が印象的でした。
井浦 そこは僕自身、大事にしていたことです。国内、海外問わずどんな旅でもそうですが、異文化の場所に行く時は、その土地の人が大切にしているものに土足で踏み込むのは旅のマナーとしては絶対にやってはいけないことで、知らないなら知らないと素直な姿勢で教えてもらう気持ちで接するようにしていました。だから、無理して難しいことを言う必要はないし、変にこちらが閉じてしまってもいけない。常にオープンマインドで気持ち重視の会話をするように心がけていました。

――人種も文化もまったく違う人々と接する中で、「家族」の話だけは共通言語というか。井浦さんも現地の方も“同じ表情”になっていましたね。
井浦 それは自分が今、40歳という年齢で子どもを持つ父親でもあるというのが大きかったかもしれない。家庭を持っていると、自分自身が子として、親としていろんな立場で話を伺える。そこから会話が広がっていく良さがあります。そういう意味では今のこの年齢で、アジアハイウェイの旅に行けたのは貴重な経験だと思います。

(文:若松正子)

井浦新さんが抱く、理想の女性像って?

 主婦でもアーティストでもOLさんでも、カッコいいな、キラキラしているなと思うのは、内面が溢れ出ている女性ですね。だから、個性的すぎて付き合いづらいとか、人間的に癖があっても構わないんです。ライフスタイルにこだわっていたり、生き方として曲げられないものを持っていたりする“ブレない”女性は、職業も立場も関係なく魅力が溢れていると思うし、そういうところをキャッチしてしまいます。

 でも“ブレない=強気”ということではなくて、例えば内気な性格でも、それはそれで奥ゆかしい個性として感じて取れる。ですから、明確なタイプっていうものがまったくないんです。外見的な好みも特にないし、逆にわからない。常に直感というか。その人独自の個を感じられた時に「素敵だなぁ」と思う気がします。

Profile

井浦 新― IURA ARATA ―
1974年9月15日、東京生まれ。98年に映画『ワンダフルライフ』に初主演。以降、映画を中心にドラマ、ナレーションや連載など幅広く活動。現在『日曜美術館』(NHK Eテレ/NHKワールド・プレミアム)のキャスターを担当。また、NHK BSプレミアムにて『ザ・プレミアム 井浦新 アジアハイウェイを行く』シーズン2が11月より放送。『一般社団法人 匠文化機構』にも従事し、日本の芸術、歴史、伝統文化を未来に繋げ拡げていく活動を行っている。9月29日〜10月3日まで東京交通会館にて世界遺産 下鴨神社式年遷宮展で井浦新写真展「御生(みあれ)」を開催。最新著書『日本遊行 美の逍遥』(産経新聞出版)が発売されている。

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