90代・要介護4・認知症の義母を自宅介護 おばあちゃんの”誕生日ごはん”に込められた嫁としての想い
2021-11-10 eltha
介護士の経験を活かして対応「母の偉大さを改めて実感した」
母が自宅で90代の要介護4、認知症のおばあちゃんの介護をしていて、
? 教祖ちゃん (@kyosonokotoba) October 14, 2021
介護は誰からも褒められるでもなく、すでに自分の事を忘れられて、自由な時間もないのに毎日一生懸命愛を与えていて。お誕生日はさらに素敵にしてくれてる。
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投稿者である教祖ちゃんさん(@kyosonokotoba)は、たくさんのコメントを受けて「介護は誰から褒められるでもなく、すでに自分の事を忘れられて、自由な時間もないのに、毎日一生懸命愛を与えていて。お誕生日はさらに素敵にしてくれてる。毎日祖母に丁寧な日々を与える母の偉大さを改めて実感しました」という。
ここまで丁寧に自宅で介護食の対応ができるのは、お母様が介護士として働いていたから。ひと手間かかる介護食の調理も、服薬管理もしっかり対応している。当初は投稿に対して「要介護4」であれば「施設やサービスをもっと利用してもいいのでは…」という声もあがったが、介護士の経験があるからこそ情報収集と対策は完璧で、訪問診療、デイサービス、時々ショートステイも利用しながら日々介護しているという。
「あれこれしてと言っても、しょうがないという気持ち(笑)」
しかし、いくら経験者といえど、在宅での認知症の介護は大変な側面も大きい。お母様は日々の介護で辛さや苦しさを感じた時、どのように気持ちを保ってきたのか。
「おばあちゃんには、家族には最低限挨拶をするように、とだけ伝えています。『おはよう・ただいま・お休み』それ以外はやって欲しくても、出来ない事が分かっているので…(笑)。
私自身がイライラしたり腹を立てないようにするために、あれこれしてと言ってもしょうがないという気持ちです(笑)。ただ努力はして欲しいとは思うんですけどね…。ちょっと何かをすると人の3倍もやったような雰囲気を出されることがあり、家族なのでそんな時は普通にムカつくこともあります(笑)」(投稿者のお母様)
様々なことがあった嫁姑の関係性「成長させてもらった”感謝の恩返し”」
「嫁に来てから色んな事がありました…。けど、過去を言っても仕方が無い。色々なことを経験したおかげで、今の自分がいる訳ですし…。そう言う意味では、成長させてもらったなぁと思うので、感謝の恩返しですかね」(投稿者のお母様)
お母様はおばあちゃんに「心配するな、死ぬ迄生きろ!(笑)」と声掛けをしているという。デイサービスから帰ってきた時は、せん妄(攻撃的になる、幻覚、幻聴など)になることもあるが、迎える空気はイライラしたものではなく、ある意味うまく受け流しながら常に穏やかに過ごしている。
「ハリキリ過ぎず、笑える事を見出だせると在宅介護も少しは楽になりますよ〜」とお母様。投稿者さんは「本当に母は凄いと思いました。うちの母最高!」とあらためて実感したという。「私は家を離れているので詳しいことはわからず、直接母にも聞きました。そんな家庭もあるんだな…と思ってくれる人がいてくれたら嬉しいです」。
Twitter:@kyosonokotoba