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シャンプーを使わない「湯シャン」の心得とは?「しっかり地肌を動かしながら洗う根気が必要」

2023-12-14 eltha

超微細サイズの泡が発生する機能が備わった、付け替え可能なヘッドシャワー

超微細サイズの泡が発生する機能が備わった、付け替え可能なヘッドシャワー(写真:「イオムプラス」/クレイツ)

 湯シャンとは、文字通り「湯でシャンプー」すること。水だけを使って髪を洗う方法ですが、「髪がベタベタになる」「ニオイが気になる」など、その環境に慣れずに挫折してしまった人も。自然派のライフスタイルを好む人や毛髪環境をリセットしたい人が取り組む印象がありますが、実際の効果はどのようなものなのでしょうか。ヘッドコンシェルジュのnamiさんに解説いただきました。

頭皮の皮脂、髪の汚れ「技術に頼らず落とすのは大変」

湯シャンの方法
1.温水を使用
通常、温かい水を使います。最初に温水をあててあげることで、頭皮の皮脂をやわらかくし、汚れを落としやすくします(3分間程度)。
2.充分な水で頭皮を洗浄
髪と頭皮をしっかり濡らし、指の腹を使って頭皮をマッサージするように洗います(6分間程度)。これにより、汚れや古い皮脂を取り除きます。
3.十分なすすぎ
汚れや皮脂が髪に残らないように、充分にすすぎます
 湯シャンをしていても、挫折してしまうのは「頭部のコリをほぐしたりリンパを流したり、適切なケアができていないことが大きく関係している」とnamiさん。

「挫折する人の多くがお湯を当ててあげるだけになっていることが考えられます。頭皮の皮脂や髪の汚れは、シャンプーなしではなかなか取り切れません。湯シャンは界面活性剤などの化学的な洗浄力に頼らないぶん、地肌をマッサージしながら毛穴の汚れを根気よく洗い流す必要があります。毛穴の汚れを落とし切らないと匂いやかゆみのもとになるので、機能性の高いシャワーヘッドを選ぶことも重要だと思います。毛穴まで入り込むほど細かい気泡が出るモードや、コリやリンパまで流せる水圧の強いモードなど選択できる進化したシャワーヘッドがおすすめです」

すぐに切り替えず、段階的に湯シャンの日を増やしていく

 すぐに毎日のシャンプーを断つわけではなく、まずは1週間のうち1〜2回シャンプーを使用しない日をつくり、慣れてきたら段階的に頻度を増やしていきましょう。すべての人に推奨するわけではなく「頭皮が乾燥しがち」「髪環境のリセット」など目的と期間を設けてトライしてみましょう。

【湯シャンをおすすめする人】
・頭皮が乾燥する人
・界面活性剤で頭皮の油分を取りすぎていると感じている人
・髪に与えるものを一旦リセットしたい人

【注意したいポイント】
適応期間:湯シャンに切り替えた当初、頭皮と髪の油分のバランスが崩れ、不快な感じがすることがあります。この適応期間は数週間続くこともあります。
スタイリング:皮脂により、髪のスタイリングが難しくなることがあります。特に、髪質によってはコントロールが難しくなる場合があります。
ニオイ:頭皮の臭いが気になることがあります。特に汗をかきやすい人や活動的なライフスタイルを送っている人にとっては問題になることがあります。

「シャンプーに含まれる化学物質や香料を湯シャンで回過することができますが、その方法がすべての人に適しているわけではありません。毛穴が詰まって頭皮環境が悪化してしまったり、特に敏感な頭皮や特定の皮膚状態がある人には不向きな場合があります。デメリットも認識したうえで行いましょう」
nami

監修者 nami

ヘッドスパ専門のサロンhead CONCIERGE『ヘッドコンシェルジュ』の統括マネージャー。「睡眠の質を上げる」「コリをほぐす」をコンセプトに、ゆったりとした動きでコリをとらえ、引き上げるヘッドスパマッサージを提供している。

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