【皮膚科医に聞く】早くも花粉が飛散…目のかゆみや鼻水だけじゃない、花粉が肌荒れ原因に
2024-01-31 eltha

春のゆらぎ肌の原因は「バリア機能の低下」

肌のバリア機能
「冬は乾燥した空気によって肌のうるおいが奪われて乾燥し、バリア機能が低下した状態になっています。そこに、春特有の花粉や紫外線による刺激が加わると、肌がピリピリする、ニキビができる、赤くなるなどといった肌トラブルが起きやすくなるのです」
花粉症だけじゃない、実は肌荒れにも影響する“花粉”

花粉の実験の結果
マスクをしているからといって、油断はできません。ユースキン製薬株式会社は、マスク着用時における花粉の付着について実験(※)を行いました。すると、マスクの隙間から花粉が侵入し、目の下あたりに密集することがわかりました。隙間から侵入した花粉は、他の箇所より高い密度で、目の下あたりに付着し、影響を及ぼすことが確認されました。
※不織布マスクを顔の形状をした模型に着用し、花粉に見立てた疑似粒子(肌ケア用粉末:平均粒子直径約20μm)を顔全体に噴射
春特有の紫外線やストレスも要因に
「また、春は進学・就職・異動など、環境変化が起こりやすい時期でもあることから、それに伴うストレスによってホルモンバランスが乱れ、肌荒れにつながることもあります」
春のゆらぎ肌には“敏感肌用”での保湿がおすすめ
「また、肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が低下するため、洗顔後はすぐに化粧水や乳液、クリームなどでしっかりと保湿ケアを行いましょう。肌荒れが気になるときは、週1,2回フェイスマスクでしっかり保湿するのもおすすめです。肌に必要な水分と油分を補給することで、バリア機能をサポートできます」

うるおい成分 「しその葉エキス」配合の敏感肌用スキンケアブランド「ユースキン シソラ」

監修者 吉木伸子先生
よしき皮膚科クリニック銀座 院長。 横浜市立大学医学部卒業、慶応義塾大学病院皮膚学教室に入局。浦和市立病院(現さいたま市立病院)皮膚科勤務、日本漢方研究財団附属渋谷診療所での研修等を経て、現在はよしき皮膚科クリニック銀座 院長。レーザー、ケミカルピーリングなどの美容皮膚科学と漢方を取り入れた皮膚科療法を行っている。