ホーム 子育て > 【小1の壁】かんしゃくや言葉の遅れ…「みんなと違う」発達凸凹っ子の就学前の心配事や対応は?

【小1の壁】かんしゃくや言葉の遅れ…「みんなと違う」発達凸凹っ子の就学前の心配事や対応は?

2024-04-16 eltha

 新年度が始まり就学や進級を迎える時期。生活の中で「みんなと違う」困りごとを抱える子の親御さんもいるのでは。我が子の発達が気になり、不安を抱えた時にはどのような行動をしたらいいのでしょうか。2人の息子さんを育てるまりつんさん(@manmaru441)は、かんしゃく持ちの長男くんは就学を前に、発達外来を受診したそうです。

かんしゃくがひどく小児科に相談、そこから発達外来へ

まりつんさんのインスタ投稿より(@manmaru441)

まりつんさんのインスタ投稿より(@manmaru441)

――長男くんはどんなお子さんですか?

まりつんさん基本は優しくて控えめで、怖がり。『ドラえもん』に出てくるのび太くんのような男の子です。その反面、完璧主義な部分があり、自分が思い描いたとおりにできないと機嫌が悪くなってしまうことも…。周りが「それで大丈夫だよ」と伝えても、本人的には納得しておらず怒って泣いてしまうこともあります。

――そんな長男くんが発達外来を受診するきっかけは?

まりつんさん3歳の頃、かんしゃくがひどく、言葉が遅めでした。保育園の先生から、かかりつけの小児科へ相談してみるのもいいのでは? と助言をいただき、持病で通院していた大学病院へ相談。その流れで院内にあった発達外来を受診することとなりました。

――先生からはどんな話がありましたか?

まりつんさんかんしゃくがひどい理由として挙げられたのが「言葉が遅い」「自分の気持ちを言葉で表すことが苦手」、この2点でした。これらが原因で、泣いたり騒いだりして表現するかんしゃくにつながっているとわかりました。

――受診後に自宅で実践していることがあるとか?

まりつんさんかんしゃくを起こしているときは(安全を確保しつつ)「無視する」ということを教えてもらいました。“無視”というと聞こえはよくないですが、「クールダウンの時間を設ける」という意味だそうです。発達外来でペアトレーニング教室という講座を受け、そこで臨床心理士さんに教えていただきました。

――親としては、ついつい声をかけてしまいがちですが…。

まりつんさん本人の気持ちを落ち着かせる時間が必要なんだそうです。かんしゃくを起こしていても、相手しないで放っておくことで、1人になって落ち着ける。実際に、自宅で実践してみたんですが、はじめは「無視する」ことが難しくて…。でも、私が家事に集中したり少し放っておくと、自然と1人で気持ちを取り戻せるようになってきました。あくまで長男の特性の場合ですが。

生活が大きく変化する小学校、親の気持ちは

――就学にあたり、心配していることはありますか?

まりつんさんかんしゃくの原因でもあった「自分の気持ちを言葉で伝えるのが苦手」という点と、「なにかを理解するまで時間がかかる」ということ。この2つから同年代の子ども同士でのコミュニケーションがうまくできず、小学生になって友達関係をスムーズに築けないのでは? と心配しています。

――小学生になると、これまでより友達関係も幅広くなりますしね。

まりつんさん大人が相手であれば、ある程度言いたいことを汲み取ってあげることができますが、同年代の子どもだとまだまだ難しいで年齢。相手が言ったことをしっかり理解できずに、トラブルにつながることも想定されます。実際にこれが原因で、保育園でのトラブルも多くありました。

――ほかにも不安なことがあるとか。

まりつんさん小学校の通常級で集団生活をできるか、という点です。同じ保育園から同じ小学校に行く友達がいないので、完全に友達ゼロからのスタート。友達も知り合いもいない環境で、ただでさえ控えめで自分から声をかけるのが苦手な子が、集団生活できるのか、クラスに馴染めるのか…を心配しています。

我が子の発達に不安を感じたらどうしたらいいの?

――まりつんさんのようにSNSで、お子さんの発達について体験談を投稿してくれる方も最近は多くなりました。

まりつんさんそうですね。ただ、インターネット上には様々な情報が飛び交っています。発達に関することは、人によって特性や症状の度合いが違うので、正直どれが我が子に合ったものなのかわかりません。私もインスタで発達凸凹について発信していますが、発信できる内容には限りがあると感じています。そもそも私は何も資格を持っていないので、“体験談”しか語れないんですよね。

――発達が心配だな、と感じた時、親御さんは何をするべきでしょうか?

まりつんさんその子によって症状や特性が異なります。発達外来では、「いま困っていること」についての対応策を受診のたびにアドバイスしてくれて、とても助かっています。なので、困りごとがあれば発達外来を受診することを私はおすすめします。

――いきなり病院に行くのは…という人もいるかと思います。

まりつんさん私は、1人で抱え込むのが1番よくないと思ったので、相談できうる限りの場所、周りへ相談しました。もし入園前なら、例えば支援センターや児童館など、誰かと関わりを持てそうな場所を増やし、そこで先生に育児の相談をするのも手です。1回診てもらっただけでは発達凸凹はわからないと思うんです。保護者が心配だと感じたら、かかりつけの小児科に相談してみる。また、納得が行かなければ病院を変えて、発達を専門にしている病院へ行ってみてください。
まりつん / 息子たち vs 36歳の母

Profile まりつん / 息子たち vs 36歳の母

3歳差ワンオペ育児をツイート / 趣味は料理、コーヒー、家庭菜園、建売DIY / 6才3才息子の母 / 子どもは子鉄

■X @manmaru441
■Instagram @manmaru441

Facebook

関連リンク

あなたにおすすめの記事

おすすめコンテンツ


P R
お悩み調査実施中! アンケートモニター登録はコチラ

eltha(エルザ by オリコンニュース)

ページトップへ