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【年の差カップル】21歳差夫婦、妻の連れ子は夫と9歳差…葛藤のなか背中を押した両親と息子の言葉

2024-08-23 eltha

(写真提供:若埜ん家ちゃんねる)

(写真提供:若埜ん家ちゃんねる)

 昨今、YouTubeやSNS界隈で注目されている年の差カップル。6年間の交際を経て、結婚に至った妻・えみさん(52歳)と夫・かいさん(31歳)の21歳差夫婦もそのひと組。結婚に至るまでの苦悩や結婚生活後の日常を公開しているYouTube『若埜ん家(わかのんち)ちゃんねる』は、10.3万人の登録者数を獲得するほどの人気を集めている。職場恋愛が始まった経緯から夫の両親への思い、そして、夫と9歳差の息子を持つシンママとしての葛藤とは?

出会いは“上司と部下”の関係、「26歳くらいかなと思ったら…」本気の夫に妻は疑いの目

 今から4年前の2020年8月24日、役所に入籍届を提出したその日から、YouTubeでの動画配信をスタートさせた『若埜ん家(わかのんち)ちゃんねる』のえみさん(52歳)とかいさん(31歳)。「何度も別れ話が出た」という山あり谷ありの6年間の交際を経て、新たな一歩を踏み出した2人の動画には、「絶対に幸せになってもらいたい」「勇気をもらった」「年齢って関係ないんだなと思った」など多数の応援コメントが寄せられている。
2人が出会ったのは、今から10年前。かいさんが就職した工場の上司がえみさんだった。かいさん21歳、えみさん42歳の時だった。

――初めて会った時のお互いの印象は?

かい 少し離れていてマスクもしているし、目も合っていない状態でしたけど、ひと目見た瞬間にビビッと来て、「この人と付き合いたい!」と思いました。

えみ 私は、若い子が入ってきて頼もしいと思う一方で、自分の子どもとほとんど同年代だったので、親目線で「お母さんが教えたろう」っていう気持ちでした(笑)。

――そこからどのように距離が縮まっていったのですか?

かい 僕は人見知りだったので、まずは職場の先輩から情報収集しました。26歳くらいかなと思っていたのですが、実際は42歳で…でもまったく気になりませんでした。一目ぼれして以降、上司として差配する姿とか、年上にも年下にも気遣ってうまく接する姿を見ているうちに、ますます好きになって。むしろ「絶対、この人がほしい」と思うようになっていました。シングルマザーと聞いたので、「アプローチするしかない!」と思い、控えめに断られ続けてもめげずに誘い続けました(笑)。

――えみさんはどんな気持ちでしたか?

えみ まずは、21歳も下の人からのアプローチってありえないですよね。私からしたら、そういうのって小柳ルミ子さんとか芸能界の話でしかないと思っていたので。自分にそんなことが起きるなんて想像できなかったし、絶対からかわれていると思ったんです。デートに誘われて行ってみたら、「ほんまに来たで」って笑われるんじゃないか、みたいな…。本当にそれくらいの疑いがあったので、なかなか彼が本気であることには気づけませんでした。

「離婚は自分の責任だから」、一番に考えていた息子からの意外な言葉

若埜ん家(わかのんち)

若埜ん家(わかのんち)

――えみさんの気持ちに変化が起きたのは?

えみ 出会った年のお盆休み期間中のことでした。私は子どもと出かけたり、毎日充実して過ごしていたんですけど、かいくんから「何してる?」「俺はどこにも行けていないんだけど、俺を外に連れ出してくれへんかな?」ってLINEが入って。自分が休みを満喫していた分なんだか可哀想になったのと、「仕事のことで悩んでいるのかな?」と、上司としても心配になって、出かける約束をしたのがきっかけでした。でも、職場とかけ離れた空間で制服を着ていない彼と会って、上司と部下のような会話は一切なくて。21歳も年の差があってもこんなに普通に話せるんやって本当に驚いたし、2人の間に年の差は存在しないなと感じて、そこから気持ちが変化しました。でも、すぐには交際には踏み切れませんでした。

――それはなぜ?

えみ やはり、子どものことが大きかったです。私は自分の責任で離婚したのだし、自分の親に迷惑をかけるのも嫌だったので、成人するまでは子どもを一番に考えて、一人でしっかり育てると決めてがむしゃらに走っていましたから。かいくんはそれも理解してくれたうえで、子どもが巣立った後も見据えて「一緒にいたい」と言ってくれましたが、私はなかなか踏み出す勇気が持てませんでした。

――踏み出せたきっかけは?

えみ 一番気がかりだった、当時中2の息子がきっかけでした。息子とかいくんは9歳差と、私よりもずっと年が近い。息子が「やめとき」と言ったら、好きな気持ちを断ち切ろうと思って話したところ、息子に「一回会ってみないとわからへん」と言われまして。3人で会った後、息子から「お母さんのことをめっちゃ好きって思ってくれてるんやったら、俺は関係ないから。お母さんの人生やしいいんじゃないの」と言われて、踏み出す決心をしました。

6年のエンドレス葛藤、ママ友からは「いい年して」「考えられへん」の陰口

――6年間の交際期間中はいかがでしたか?

えみ 私の葛藤はエンドレスでした。かいくんのご両親の気持ちを考えたら絶対賛成なんてできないと思ったし、結婚してもかいくんには子どもを持たせてあげられないだろうこと、21歳差であることはやっぱり私にはとても大きくて。付き合っていることを誰にも知られたくなかったし、別れを言い出したこともしょっ中でした。それに加えて、私たちが歩いているところを偶然見た子どもの同級生のお母さん方の恰好の標的になってしまって。「いい年して」とか「自分の子どもと同じような年の子と付き合うなんて考えられへん」と陰口を言われて、罪悪感がどんどん募っていきました。

――それでも結婚に踏み切れたのはなぜですか?

えみ 6年間、2人でいろいろ話し合って同棲もしてみて、いろいろな犠牲を払ってでも一緒になりたいという覚悟が決まりました。それでもやっぱり、最後の最後まで私はかいくんのご両親のことがどうしても引っかかっていました。ですが、かいくんに「会ったこともないくせに、俺の両親をバカにするなよ」と言われて。その言葉を聞いた瞬間、私は逆に、同じ子を育てる親として、どんな親御さんなのか会わせてもらいたくなったんです。

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