吉川ひなの　ロングインタビュー「“何を取り入れられるか”ではなく“何を捨てられるか”」

現在は家族でハワイに住居を構えているモデルでタレントの吉川ひなのさん。自身がプロデュースするウエディングドレスブランド「alohina」の新作を手に帰国した彼女にインタビュー。ハワイでの生活や子育て、夫婦円満で入られる秘訣などのほか、母親になって変化した心の在り方にも迫ります！

――今はどれくらいの頻度で日本に帰ってきているんですか？
吉川ひなの　今年はほとんどハワイにいます。でも、その時々で娘と日本に帰ってきていますよ。

――そもそもハワイに住むことになった理由って？
吉川　単純にハワイで子育てするのって最高だな、と思って。プライベートで都内を歩いている時に「人に見られたりしても大丈夫」って同業の友人はたくさんいるんですけど、私はどうしても照れてしまって…。“吉川ひなの”でいるべきか“ママ”でいるべきか考えてしまったり、切り替えが上手にできなかったんです。ハワイでは子育て中心に過ごしています。それができているので、結果的に良かったなって。東京があってこそのハワイで、まったく違う過ごし方になるからか、より東京も好きになりました。

――お子さんとの過ごし方にも“ハワイならでは”なことがありそうですね。
吉川　お休みの日などは一緒に本気で遊ぶようにしています。2人で真剣に遊んでいたら真っ黒になっちゃいました（笑）。昔から海が好きで夏は真っ黒になっていたんですけど、今では夏だけじゃなく1年中になってしまいましたね。日焼け止め塗っても薄手の長袖着ていてもダメ。ハワイの日差しは運転しているだけで焼けます。

――でも変わらないですよね。スキンケアなど大変じゃないですか？
吉川　え〜！すごく変わりましたよ。首とかデコルテとか。紫外線が本当に強いので、乾燥対策のために化粧水を塗る前にオイルを使うなど、オイルを中心にしたケアをするようにしています。それから、食べものも良いオイルを身体の中から採れるようにしています。私は外側より内側からのケアの方が得意なので。

――お子さんへのお弁当も作られていますよね。
吉川　スクールでは毎日お弁当なので、きちんと作るようにしています。子どもの食育や身の回りの触れるものにもこだわっています。今娘が通っているプレスクールも、すごくナチュラルな自然あふれた場所にあるんです。子どものうちは、ただ何も考えず伸び伸びと…という考えで育児をしています。

――2013年10月に2度目となる結婚式をハワイで挙げましたが、その時もご主人と一緒に色々と決めたそうですね。
吉川　東京で挙げた時の反省点を活かして、色々と話し合いながら決めました。すごく時間はかかりましたけど、共通の相談をしていて絆が深まりましたね。2人でずっと準備して作り上げてきて、結婚式という結果を出せのがすごく嬉しかったです。

――どんな準備をしていたんですか？
吉川　ドレスや式場、お料理のメニューから、細かいところでいうとライティングまで、ありとあらゆるところを。結婚式の準備は大変だという声も聞きますけれど、私は楽しかったです。「こっち選ぶのか」など、彼の意外な一面を見られたりして。あと、結婚式の打ち合わせでケンカはしたくなかったので、「これじゃない方がいいな」と思っても、「いいと思う」と言い続けて、最後に「ねえ、でもやっぱりこっちじゃない？」と笑顔で伝えたりして。この作戦はよく効きましたね（笑）。

――ご主人のことを、主人でも夫でもパパでもなく「彼」と呼んでいますよね。結婚4年目にしてラブラブが続く秘訣ってありますか？
吉川　私ね、これは本当に才能だと思うんです（笑）。せっかく彼氏とか旦那さまがいるんだったら、その状況を最大限自分の幸せに利用したほうが楽しいじゃないですか（笑）。彼は東京で仕事をする時間が私よりも多いので、一緒にいる時はより良い時間を過ごせるように心掛けています。

――普段からケンカしないように意識する、とかですか？
吉川　普段は結構言いますよ（笑）。　彼が怒っても何時間か経つと忘れてしまうことを知ったので、ワーっと言ってケンカになっちゃったなぁ〜と思っても、言いたいこと言えたし、（彼が）怒ることに飽きてきた頃だろうし。もう怒らないでほしいなと思ったら、こちらから笑顔で話しかけたりします。