連日の猛暑で、夏バテなどしていませんか? 私が住む山梨市は盆地のため、冬は寒く夏は暑いと言われています。自宅は古い日本家屋でクーラーもないのですが、風が通りぬけて気持ちよいのです。しかし、さすがの暑さでバテることも。そんな時は
食べ物の力で、
涼を取ったり、
夏バテしない体づくりを心がけています。
暑さで自分の体力が消耗し、疲れがどんどん蓄積し、知らず知らずのうちに熱中症になることも…。今回は、そんな時におすすめの食材
「トマト」のパワーと、手軽に作れる
トマトの保存食についてご紹介しましょう。
医者いらず? 美肌と健康の味方「トマト」の働き「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、トマトには豊富なビタミン類、鉄、カリウム、カルシウムなどのミネラル分のほか、クエン酸、リンゴ酸、アミノ酸、カロテン(カロチン)、ルチン、さらに水溶性の食物繊維であるペクチンなど、納得できるほどの様々な栄養素が含まれています。
中でもトマトの栄養素で有名なのが
「リコピン」。これはカロテン(カロチン)の一種で、脂溶性の赤色の色素のこと。抗酸化力が強いのが特徴で、コラーゲンの合成を促し皮膚や粘膜を整えてくれたり、メラニン色素の合成を抑え美白に導いてくれます。また、強い抗酸化作用によって活性酸素を取り除き、老化防止や血液をサラサラにしてくれたりと、お肌や健康に嬉しい作用があると言われています。
リコピンの吸収率もUP! おすすめの保存食とは?そんなトマトをいただくなら、一番太陽の恵みを受けて美味しい
夏の時期がよいですよね。トマトを食べて疲れた体をリフレッシュし、美肌や健康へ導きたいものです。
とはいえ、トマトは
体を冷やす食べ物です。冷え性や胃弱の方は生のものを食べ過ぎると逆効果ですので、
煮る・焼くなど火を加えたものを食べるのがおすすめ。また、加熱したほうが
リコピンの吸収率が上がり、油と合わせることで更に効率的に吸収できるとも言われています。
今回は、体が冷えずリコピンの吸収率もUPするトマトの保存食、
「セミドライトマトのオイル漬け」を作ってみましょう。