――では、美しく生きるために何か意識していることはありますか?羽田 ある日、自分のことばかり考えているときは、ちっとも自分が光らないということに気付いたんです。それ以降、自分のことはいったん忘れて誰かのために一生懸命生きてみることにしたんです。すると、その行いが巡り巡って自分を光らせてくれるということが分かって、それ以来常に「誰かのため、何かのために」を大切にしています。私、何か良いことをするたびに“良いこと貯金”をしているのですが、それがいつか誰かの人生のプラスになりますようにと願いを込めています。
――なんてステキな! ほかに日々の習慣などで気をつけていることはありますか?羽田 体のことを考えて栄養や食べるものには気をつけています。でもあまり制限して、ストレスは溜めこまないように。無理せず不調と折り合いを付けることも意識しています。そして、どんなに忙しくてもお風呂に入ってストレッチしてから寝るようにしていますし、毎日お掃除をするのも大事なこと。日々の暮らしがあるからこそ、健康な体でお仕事ができるんですよね。
――旅行を趣味にされている羽田さん。沖縄との出合いもはじめは旅を通してだったと思いますが、最後に旅の魅力を教えてください。羽田 旅をすると自分自身を見つめ直すことができます。非日常に身を置くことが大事だと思っていて、ちょっと行き詰まったときに旅をすると悩んでいたことが小さく思えてくるんです。人生の洗濯にもなりますし、旅こそが私にとっての宝物と言えるかもしれません。
(文:奥村百恵/写真:鈴木かずなり)