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「“誰かのため”の行動が自分を成長させてくれる」お米を炊けなかったギャルが手料理で伝えたい“食への想い”

2021-10-02 eltha

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「見た目や印象だけで判断するのではなく、その人の良いところを見る社会に」

――きなこめしさんの料理投稿を見ると、品数が多く、食器や盛り付けや彩りにセンスを感じますが、料理においてのこだわりは?

きなこめし毎日同じ服って着ないじゃないですか…? それと同じように、ランチョンマットや食器、箸置きですら毎日変えていて、同じテーブルコーデをしないことがこだわりなんです! あとは、彩りが綺麗に見えるように笹の葉・大葉・ねぎ・レモンを使うようにしていて、お皿を決めてから料理を作るのもこだわりです。

――たしかに、お皿ってすごく大事ですよね。

きなこめしリクエストがなければ、その日に使いたい食器で和食・洋食・中華・韓国料理のどれにするかを決めることがほとんどです。最初にお皿や配置など決めておけば、できたてホヤホヤの状態でお皿にすぐ盛り付けられるので、バタバタしなくて済むようになったおかげで盛り付けのレベルも凄く変わりました。

――料理は日々のルーティンになるとモチベーションにも波が出てくることもあるかと思います。モチベーションが上がらないときはどうしていますか?

きなこめし料理が好きなのであまり苦痛には思わないんですけど、やる気がない日はとことん休むタイプです! TikTokにもレシピを載せているんですが、そんな日はホットプレートで簡単なビビンバとインスタントラーメンをよく作っています。彼と“ビビンバの日”って名付けていますよ(笑)
――これまでの投稿で、お気に入りや思い入れのある料理を教えてください。

きなこめし妹の誕生日に家族全員で集まって、初めてお母さんに手料理を振る舞ったんです。ウルウルしながら全部食べてくれて、感動したのを覚えています。「なんでそんなにレパートリー多いの?」って料理上手なママにレシピを一個一個聞かれて凄く嬉しかったですし、ママも凄く安心してくれたと思います。

――現在は農薬除去や無添加の安心安全な食品を提供するサービス「KINAKO FOOD」を立ち上げていますが、きなこめしさんの「食」に対する考え方がどう変化して、起業に至ったのでしょうか?

きなこめし普段の食材選びはできるだけ無添加のものにしています。添加物だけでなく、日本は農薬使用量が世界トップでもあり、健康被害を及ぼす食材がたくさん溢れているので、身体のために可能な限り安全な食材だけを使いたいと思うようになりました。また、料理をたくさんの方に見て頂けるようになり、何か自分にできることはないかと考えたときに「安全な食材をお届けしたい」と思い、起業することを決めました。

――“ギャル飯日記”とインスタに書かれていますが、“ギャル”という存在自体に少なからず偏見もあるかもしれません。“ギャル飯日記”を発信することで、“ギャル”という存在の見え方をどのように変えていきたいと考えていますか?

きなこめし見た目や印象だけで判断する社会ではなく、その人の良いところを見る社会になれば、みんなが自分を信じられる世の中に変わっていくと思います。SNSを通して、少しでもそのお手伝いができれば幸いです。

――きなこめしさんにとって、料理をする時間とはどんな時間ですか?

きなこめし料理を始めたことで、昔と比べて自信を持てるようになりましたし、“料理のおかげで”ということがたくさんありました。“誰かのため”にする行動は、自分を一番成長させてくれると思います。自分にとって料理をする時間は、誰かのためでもあり自分のためでもあります。

きなこめしさんのお料理フォトギャラリー

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