ご飯が大好きで食いしん坊だった次男が、2019年にインフルエンザの高熱の影響から体調が急変。食べ物に対して全く反応を示さなくなり、口にご飯を入れても飲み込めない嚥下障害の状態になってしまった。体重がどんどん減少し、不安が大きくなっていく中で、kyge.191292さんは次男に食事をさせる時間を憂鬱に感じるようになってしまう。このままではダメだと自分を鼓舞し、ミキサー食のデコレーションにチャレンジをした。
「最初の頃は、慣れていなかったのでお弁当に入れられそうな物を考えることにも苦労ししたし、毎回ミキサーでおかずやご飯をペースト状にするのも大変でした。特におかずは、食べる分だけをミキサーにかけるとなると量が足りなかったり、思うような形状に出来なかったり、水分が多めになってしまうとデコレーションがうまくいかなくなったりと苦戦しました」
当初、次男は視線も合わない状態で、食べたいという欲求自体が見られなかったが、約1年かけて、お弁当を見て声を出したりジェスチャーをしたりするように。次男なりに「早く食べたい!」とアピールするようになった。