8割以上の親が「子どもの美容整形」に消極的、肯定派の中には”親自身の容姿コンプレックス”も
2022-09-26 eltha

(写真はイメージです)
子どもの美容整形、8割以上の親が「受けさせたくない」

18歳未満の子どものいる20〜50代の男女919名が回答
だが一方で、多くがSNSやYouTubeを通じて発信されることから、子どもたちの目に触れる機会も多いという点で、懸念も生まれている。ただでさえ、成長とともに自分の容姿が気になってくる年頃だ。「美容整形で可愛くなった」「人生が良い方向に変わった」という事例ばかりを目にすれば、憧れを抱く場合も多いだろう。また、中には親自身が子どもに整形をさせたエピソードを投稿し、議論が巻き起こった事例もあった。知識や考えが未熟な子どもだからこそ、親がしっかり判断してやめさせるべきか。それとも、容姿が元でつらい目に遭うくらいなら、早いうちに“解決”してあげるべきなのか。現代の親たちは、どのように考えているのだろうか。
eltha by ORICON NEWSでは、20〜50代の18歳未満の子どものいる男女919名にアンケートを実施。まず、「自分の子どもが未成年のうちに美容整形手術を受けること」について聞いたところ、「受けさせたくない・どちらかといえば受けさせたいと思わない」が全体の82.2%を占め、「受けさせたい・どちらかといえば受けさせてもよい」は16.2%にとどまった。
発達段階の美容整形に不安、子どもの将来思う親心を反映

「自分の子どもに美容整形手術を受けさせたくない・どちらかといえば受けさせたいと思わない」を選んだ755名が回答
否定派の声としては、「大人になると顔も変わるので、未成年のうちは早いと感じる。一度やると癖になり繰り返してしまいそう」(40代女性/栃木県)、「容姿のことで何か言われたとしても、なんとも思わないくらいのメンタル、自己肯定感を育てたい」(30代女性/京都府)、「世間やマスコミ、宣伝に煽られて視野が狭くなり、自分を否定した結果の整形手術には疑問」(50代女性/神奈川県)、「容姿のせいでよほど苦しい思いをするのならば仕方ないが、そうでないのであれば生まれもった容姿のまま生きていってほしい」(50代男性/秋田県)、「自分の稼いだお金で、自己責任でやる分には反対しない」(30代女性/山口県)といったものが。また、親の意志が介入することに「子どもが一重だから二重手術を受けさせるなど親のエゴでしかない。子どもは親の所有物ではない」(40代男性/40代)との意見もあった。