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不倫夫が涙の謝罪、「行動で示して」再構築を選んだ妻“子どもが第一の家族”という決意

2021-12-28 eltha

 妊娠中に夫が友だちと不倫。しかも友だちがストーカーになって暴走してしまい…。そんな壮絶な実体験をつづった体験漫画『夫の不倫相手は友達でした。』。「不倫した夫となんか、別れて離婚したほうがいい」と思う声もあっただろうが、原作者のつきこさんが選んだ道は「再構築」。Instagramやブログで発信された作品を観た読者からは、多くの反響が届いたという。「自分が納得していればいい」というつきこさんが思い描く、理想の家族とは何か。話を聞いた。

選んだのは「離婚しない」道、ストーカー女が家に侵入してきて…「1人だったらどうなっていたか」

――旦那さんが不倫しただけでもつらいのに、相手女性がストーカーとなり怖い体験でしたね。

つきこさん1人だったらどうなっていたかわからなかったので、今思い出しても怖いですね。不倫相手の女性が、追い詰められた雰囲気で自宅に侵入してきて…。そのシーンは読者からも「怖い」という感想がとにかく多かったです。

――ご夫婦で危機を乗り越え、離婚しない「再構築」を選択しました。決断した決め手は?

つきこさん本当にどうしようか悩みましたが、やはり出産を控えていたというのが一番大きいです。妊娠していなければ、おそらく離婚になっていたと思います。1人で子どもを育てていくことにすごく不安を抱えていました。世の中のシングルマザーの方を否定するつもりは全くありません。ですが、仕事しながら育てることが大変だとも思ったし、父親がいないことで子どもに及んでしまう影響なども考えてしまいました。私は、お父さんがいるに越したことはないと思ったんです。

――お子さんへの影響を考えたんですね。

つきこさんいろいろ考えましたね。仮に離婚したらとシミュレーションして、「あなたにお父さんはいないのよ」というのを、どうやって子どもに伝えるんだろうとか。離婚した親戚がいて、お子さんが寂しい思いをしているのも見てきましたし…。なかなか離婚に踏み切れなかったですね。

“離婚したほうがいい”周囲の声よりも「自分が納得していればいい」

――危ない目に遭ったこともあって、何かあった時に頼れる存在がいるというのは、やはり心強いですね。

つきこさん子どもを育てるうえで、安心できる世の中かといったら、そうとも言い切れませんよね。いろんな危険があるし…。その時に、今のように守ってくれる存在として夫にいてもらえたほうが、私にはいいんじゃないかという気持ちに変わっていきました。もちろん現段階では、夫としては信用できないし、信頼を回復できるかどうかはこれからの努力次第。ですが、子どもの父親としては、必要な存在だと思っています。

――つきこさんが再構築を選ばれた時、旦那さんはどのように反応されましたか?

つきこさん涙を流して「ありがとう」と言われました。しきりに「頑張るから」みたいなことも。でも、今までのことも考えると、口先だけでは何とでも言えるので、「行動で示してください」と伝えました。

――読者の方からはどのような声が届きましたか?

つきこさん「頑張れ」という応援や「私も不倫されました」みたいな共感メッセージもありましたし、「どうせ同じことを繰り返すよ」とか、「信用できない旦那とやり直すなんておかしい」みたいなコメントも。否定的な意見が来ると最初はショックでしたが、それ以上に応援してくれる方も多かったので、だんだん気にならなくなりました。設定などを全部、包み隠さず書いているわけではありません。

――否定的な意見を受けるのは、つらいですね。

つきこさん私もいろいろな体験談を読みましたが、別れている方も、再構築している方も、別居している方もいて、それぞれ違う決断をされています。私の信念としては、どれが正しいとか、間違っているということはないんです。結局は、自分が納得していればいいんじゃないかと思っています。

“父親”としてふたたび家族に、「子ども第一」でつながる関係

――不倫された時から現在まで、約3年が経っています。その後、旦那さんの様子は?

つきこさんやはり子どもがいるので、“お父さん”になったなという感じです。再構築するにあたって、子どもの父親として迎えるという気持ちだったので、そこはしっかり押さえてくれていると思います。

――今後、お子さんと旦那さんと、どのような家族になっていきたいですか?

つきこさん夫と私を繋いでいるものは、やはり子どもなので、子どものことを第一に考えられる関係でいたいと思っています。不倫ってそもそも、自分のことが最優先になって起こることですからね。自分が理想の母親になれるかはわかりませんが、何かあった時に子どもが第一という考えは、いつも持っていたいなと思います。
(取材・文:渡辺麻美)

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