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親だけじゃない、子どもの「小1の壁」 登校しぶりや同伴登校…どうケアしてあげる?

2023-05-01 eltha

 小学2年生の娘さんを育てるびす子さんは、現在在宅で仕事をしている。就学の3年ほど前から働き方を変え始めたという彼女。娘さんの小学校生活も1年が過ぎた今、小学生育児と仕事をどう両立しているのか、話を聞いた。

働き方を変えても仕事と子どものケアの両立は難しい

 共働き家庭において、子どもが保育園から小学校に上がる際、直面する社会的な問題を「小1の壁」という。昨今、社会的にも定着した言葉であり、耳にする機会も増えた。

 登校時間が遅くなったり、宿題や翌日の準備などフォローすることが増えることで起こり、保育園の時よりも親の負担が増えることから、こういった言葉が用いられるようになった。

 もちろん。その“壁”は親だけでなく子どもにも立ちはだかる。楽しいことも増えるが、同年代のたくさんの子と生活する時間が増え、慣れない授業や生活環境にストレスを抱えることも多いだろう。

 びす子さんも「環境の変化に伴う“子どもの不安への対応”と、仕事との調整」が、一番感じた「小1の壁」だという。自宅で仕事をしているため、時間に融通はきくものの、やることはやらないといけない。
「今は多少収入が少なくなってもいいから子どもへの対応に時間を割くのか。長い目で見て子どもの将来のために収入を維持する努力をしたほうがいいのか。そのあたりのバランスがすごく難しいなと感じました」

一歩進んで二歩下がるな“登校渋り”「この助走期間がきっといい方向に…」

 びす子さんの娘さんは、幼い頃から「周りがよく見える子」だったという。そのため、周囲の感情に敏感で、影響を受けやすい面もあった。例えば、自分が怒られていなくても、友達が怒られているだけで涙が出てしまったり…。
「一方で、悲しんでいるお友達に寄り添う優しさも持っているので、この繊細さが成長に伴いどんどん良い方向へむかうといいなと思っています」

 そんな性格もあり、小学校という新しい環境に慣れるのにどのくらい時間がかかるのかは気がかりだったという。実際にとても時間はかかり「このまま永遠に学校に慣れないんじゃないか」という気持ちになってしまうこともあったとか。

 娘さんの性格を考え、朝は学校までの道のりを親が付き添う「同伴登校」をしていたびす子さん。これも投稿では様々なコメントが寄せられていた。「同伴登校」のメリットのなかに、「『学校行きたくない』を一歩手前でせき止められる感がある」と話す。泣かずに家を出発できるようになった、下駄箱までついて行かなくても大丈夫になった、学校に向かうのが少しずつ楽しくなってきた…など、少しずつの成長を糧に、毎日娘さんと向き合ってきた。

 「いつまで付き添いが必要なのんだろう…」と、周りの目が気になり落ち込むことも。そんな時は「付き添うだけで学校に行けるなんて超エラくない?」と思うことで、乗り切ったこともあったそうだ。投稿では「親は大変だけど、この助走期間がきっと良い方向に向かうって信じている」と締めくくっていた。

 最後にびす子さんは「『小1の壁』は親御さんにとってもお子さんにとっても高く大変に感じることが多々あると思います。そんな時は家族や友達、職場に相談して1人で抱え込まないことが大切です」と先輩ママとしてアドバイス。「小学校入学は親子ともども成長する絶好のチャンスでもあります。お子さんが自分のペースで学校生活に慣れることを大切にし、親は適切な距離感で見守れるといいかなと思います。親御さんの温かいサポートと共ともに、お子さんが楽しい学校生活を送ることができることを願っています」とエールを送った。
びす子

Profile びす子

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