お子さんの就学に備え、びす子さんも働き方を変えた一人
「小1の壁」とは、一般的に小学生入学を機に子どもの生活リズムや環境に変化が生じ、保育園や幼稚園時代と比較して、親の仕事と子育ての両立が難しくなることを指す。働く親としては、保育園では延長保育などのサポートや時短勤務などを利用して、子育てと仕事の両立ができていたが、小学校では、預け方の確保も困難で、働き方の変更を迫られたり、離職を余儀なくされたりする人も少なくない。
娘さんが小学校にあがる3年ほど前から働き方を変え始め、ライススタイルを徐々に整えたというびす子さん。現在は、自宅でWEB関係の仕事をしているという。
就学にあたり、一番心配だったことを聞くと、
「新しい環境に慣れるのにどのくらい時間がかかるかなと本人の心的負担が気がかりだった」という。それには理由があり、娘さんは、幼い頃から良くも悪くも“周りがよく見える子”だったそうで、周囲の感情に敏感で、影響を受けやすいところがある。繊細な性格なだけに、就学という大きな環境の変化に、親としてどう見守るべきか不安があった。
実際、学校に慣れるまですごく時間がかかったそうで、
「『このまま永遠に学校に慣れないんじゃないか』とこちらが暗い気持ちになってしまうこともありました」と当時を振り返る。
しかし、繊細っ子な娘さんだけに、お母さんの心配を感じ取ってしまうこともあったという。そんな娘さんの様子に気づいてからは、びす子さんも『まぁ考えてもしょうがない』『なんとかなる』と、できる限り親としてドーンと構えるように心がけているそうだ。