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“繊細っ子”が無事2年生に、「小1の壁」を乗り越えこの一年で“一番成長したこと”とは

2023-05-11 eltha

 最近よく耳にする「繊細っ子」。感受性が極めて強く敏感な気質をもった人のことをいうそうだ。ちょっとしたことですぐに泣いてしまったり、ほかの子に比べて傷つきやすく、落ち込むことが多かったり…集団生活の中で苦労するこも多い。「繊細っ子」を育てる2人のママに保育園からガラリと変わった小学校生活について聞いた。

「できない→癇癪」が自分で次の一手を考えられるように

 びす子さんの娘さんは、4月から2年生に。娘さんは良くも悪くも、幼い頃から周りがよく見える子。自分が怒られていなくても、友達が怒られているだけで涙が出てしまうような、周囲の感情に敏感で、影響を受けやすいところがあるという。

 小学生になった時も、新しい環境に慣れるまでにどれくらいの時間がかかるか気がかりだったという、びす子さん。同伴登校や登校しぶりなどもあり、子どものケアと自身の仕事との調整に苦労した。

 この1年で娘さんの成長を感じたことを聞いてみると「自分なりの試行錯誤が上手になったこと」だという。小学校にあがると、自己管理の機会が増える。今までは親が手を出していたことも、自分でしなければいけなくなる。

 娘さんも入学したばかりの頃は、「<挑戦する→できない→癇癪→もうやらない>ということが多かったですが、今では成長して<挑戦する→できない→こうやったらできるかな?→ちょっとがんばる→できない→次はこうやってみようかな→できた!>と試行錯誤できるようになってきました」と、我が子の成長を間近で感じられて、うれしく思っているようだ。
びす子

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親の余裕と子どもへの安心で登校しぶりも解消へ

 たのさんの娘さんは、保育園の頃から毎朝登園しぶりがひどかった。極度の人見知りで、人に挨拶や話しかけることができない。発表など人前に立つことが一番苦手で、ピアノやスイミングなどの習い事も、全部途中で拒否して辞めてきたという。

 小学校にあがった時も、GW明けから登校しぶりが始まり、1、2学期中は毎朝大泣き、集合場所まで手をつないで行くなどのケアが必要だった。大人もあるように子どもにも「ただ学校に慣れていなくて、“なんとなく”行きたくない」という日はある。家族で話し合いながら試行錯誤してきた結果、小3の今ではすんなり登校ができるようになっているいう。

 インスタでも娘さんが元気に登校できるように実践してみたことをシェア。例えば、親と離れるのが不安な子には、お守り・家族写真をランドセルに入れておく。娘さんも実践しており、休み時間にこっそり見て元気を出したそうだ。

 あと一押しで行けそうなときには「帰ってきたらママパパとこれして遊ぼうね」と言ってみる。これは、スクールカウンセラーの先生に相談した際に、「モノを報酬として与えるとクセになって要求がどんどん高くなるので、釣るなら“モノより体験”で」と言われたことからやってみたそうだ。

 行きたくない理由があれば聞いてあげることが大事だが、“なんとなく”の登校しぶりは、ある程度長い目で見てケアしていくことも必要。
「絶対に学校に行かないと人生終わると言う事はない時代。つらいのは、親が仕事に行かないといけないので休ませられなくて、無理やり怒って行かせること。親に心の余裕ができると、逆に子どもが学校に行けるようになった気がします」
たの

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